グランベリーモールはなぜ閉館?南町田の再開発の真相と現在の全貌
オープンエアのアウトレットモールとして絶大な人気を誇り、週末には多くの家族連れやカップルで溢れかえっていた「グランベリーモール」。2017年2月に突然の閉館を迎えた際、ネット上では「あんなに大盛況だったのに、なぜ?」「経営難で撤退したのか」といった驚きと困惑の声が広がりました。
閉館から年月が経った現在、その跡地は「南町田グランベリーパーク」へと驚異的な進化を遂げ、かつての面影を残しながらもまったく新しい複合拠点として定着しています。本記事では、グランベリーモール閉館理由の真相から、リニューアルの舞台裏、現在の混雑事情や最新テナント情報まで、現地取材と公式データを交えて徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 閉館の真相:赤字撤退ではなく、東急電鉄と町田市による総事業費数百億円規模の都市再開発プロジェクトに伴う計画的な建て替えだった。
- 跡地の現在:敷地面積を大幅拡張し、駅・商業施設・公園が一体化した「南町田グランベリーパーク」として旧モールの約3倍の規模へ飛躍。
- 現在の楽しみ方:スヌーピーミュージアムや日本最大級のモンベル、リニューアルされた鶴間公園など、アウトレットの枠を超えた体験型複合拠点として高い評価を獲得。
【閉館理由の真相】大盛況だったグランベリーモールはなぜ幕を下ろしたのか?
2000年4月に開業したグランベリーモールは、東急田園都市線沿線初の本格的アウトレットモールとして年間約700万人以上を集客するドル箱商業施設でした。好調な営業を続けていたにもかかわらず、2017年2月12日をもって17年間の歴史に一度幕を降ろすことになります。
当時、SNSなどでは「経営破綻ではないか」「競合施設との競争に敗れた」といった憶測も飛び交いました。しかし、実際のグランベリーモール閉館理由は業績悪化による撤退ではありません。真の理由は、東急電鉄と町田市が手を組んだ国家戦略特区事業「南町田拠点創出まちづくりプロジェクト」の本格始動にありました。
開業当初の旧グランベリーモールは、暫定的な土地活用として建設されたオープンモールであり、建物の構造上、将来的な増床や耐震・インフラの根本的な刷新には限界がありました。さらに、周辺の南町田エリアは駅前の利便性こそ高いものの、豊かな自然を誇る「鶴間公園」との動線が分断され、街全体の少子高齢化への対策が急務となっていたのです。
「単なる商業施設の延命ではなく、駅・公園・商業・住宅を丸ごと再編し、次の半世紀を見据えた持続可能な街を創る」——この巨大構想を実現するために選ばれたのが、既存施設を一度すべて解体・更地に戻して再構築する「計画的スクラップ&ビルド」でした。
【リニューアルの歩み】グランベリーモール跡地から南町田グランベリーパークへの劇的転換
2017年2月の閉館翌日から、広大な敷地では既存建物の解体工事が急ピッチで進められました。映画館やアミューズメント施設が集まり若者の記憶に強く残る「ワンダーシアター」をはじめ、親しまれた建物が次々と解体される様子に、沿線住民からは惜しむ声が上がったものです。
このグランベリーモールリニューアル経緯において最も画期的だったのは、商業エリア単体の建て替えにとどまらず、鉄道インフラと公共空間をシームレスに結びつける大胆な都市計画でした。その象徴となったのが駅の全面リニューアルです。旧・南町田駅は、商業施設のオープンに先駆けて「南町田グランベリーパーク駅」へと改称され、吹き抜けの大屋根と巨大な植栽階段を備えた開放的なステーションへと変貌しました。さらに、それまで土日祝日のみだった田園都市線の急行が平日も終日停車するようになり、渋谷方面や中央林間方面からのアクセス性が大幅に向上したのです。
そして2019年11月、準備期間を経て誕生したのが「南町田グランベリーパーク」です。旧モールの約3倍にあたる約22ヘクタールの敷地に、緑と調和した7つのオープンエアプラザが配置され、商業・自然・交通が完全に融合した新たなランドマークが完成しました。
【現在の姿を徹底解剖】昔と何が変わった?エリア規模と驚きの進化ポイント
現在、かつてのグランベリーモール跡地を訪れると、そのスケールと洗練されたランドスケープデザインに圧倒されます。旧施設と現在の施設を比較すると、明らかな進化のポイントが3つあります。
第1に、隣接する「鶴間公園」との境界線が完全に消失した点です。かつては道路で隔てられていた鶴間公園とモールが、立体横断デッキや「パークライフ・サイト」によって地続きになりました。広大な芝生広場(さわやか広場)や四季折々の森を散策しながら、そのままカフェやショッピングゾーンへ立ち寄れるランドスケープは、日本国内でも類を見ない都市デザインとして国際的にも高く評価されています。
第2に、文化・エンタメ拠点の充実です。東京・六本木から移転してきた「スヌーピーミュージアム」は、世界中のファンを惹きつける常設展示と限定グッズを取り揃え、街の文化的な厚みを一段引き上げました。また、旧ワンダーシアターのスピリットを受け継いだ「109シネマズグランベリーパーク」は、最新鋭のIMAXレーザーや4DXを完備し、エリア随一のシネマコンプレックスとして賑わっています。
第3に、愛犬家フレンドリーな環境の徹底です。旧モール時代からドッグフレンドリーな施設として定評がありましたが、現在はリードフックの増設、テラス席ペット同伴可の飲食店拡充、広大な公園内のお散歩ルート整備など、ペットとともに快適に過ごせる工夫が一段と強化されています。
【最新テナント&アウトレット】話題の人気店舗と利用者のリアルな口コミ
南町田グランベリーパークの商業ゾーンには、約240店舗もの多彩なショップが軒を連ねています。アウトレット店舗を中心に、ライフスタイル提案型ショップや体験型フラッグシップストアがバランスよく配置されているのが大きな特徴です。
【主な注目テナント・アウトレット店舗ジャンル】
- アウトドア・スポーツ:国内最大級の売り場を誇る「モンベル(mont-bell)」には人工岩壁(クライミングピナクル)やカヤック試乗池を併設。「ザ・ノース・フェイス」「アークテリクス」「ナイキ」「アディダス」など圧巻の品揃え。
- ファッション・アウトレット:「ビームス」「ユナイテッドアローズ」「コーチ」「ポロ ラルフローレン」など、国内外の王道ブランドがハイレベルな割引価格で集結。
- フード&ギャザリング:成城石井の大型店やスイーツ名店が並ぶデパ地下風マーケットに加え、「KFC Restaurant(ケンタッキー食べ放題)」など全国的にも希少な超人気グルメ店舗を展開。
来訪者からの評判やテナント口コミを見ると、「広々としていて子ども連れでもベビーカーで移動しやすい」「公園と一体化しているので、買い物の合間にピクニック気分を味わえる」といった絶賛の声が目立ちます。一方で、「店舗数が多すぎて1日では回りきれない」「土日の人気飲食店は整理券が即終了する」といった、人気スポットならではの混雑に対するリアルな意見も散見されます。
【アクセスと混雑攻略】駐車場混雑状況のリアルと賢い回避テクニック
南町田グランベリーパークは、国道16号線と東名高速道路「横浜町田IC」に極めて近いため、神奈川・東京・埼玉方面からマイカーで訪れるドライバーが後を絶ちません。そこで避けて通れないのが駐車場混雑状況の把握です。
施設内には約2,000台超を収容する大型駐車場(A〜D駐車場および地下駐車場)が用意されています。しかし、土日祝日の正午前後は国道16号の分岐点から入庫待ちの列が伸び、満車表示が続くことも珍しくありません。
【賢く楽しむための混雑回避テクニック】
- 午前10時前の現着を目指す:商業エリアの開店(10:00)前に到着すれば、スムーズな駐車と人気飲食店の整理券確保が容易になります。
- 公式サイトのリアルタイム混雑情報を活用:東急電鉄公式アプリやパークのWebサイトでは、各駐車場の満空状況が随時更新されています。
- 田園都市線の利用がもっとも確実:南町田グランベリーパーク駅改札を出た瞬間から施設が広がっているため、渋滞ストレスを完全に回避するなら電車の利用が最もスマートです。
【グランベリーモール】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:旧グランベリーモールのポイントカードやサービス券は現在も使えますか?
A1:旧グランベリーモール時代に発行されていた独自のポイントカードや紙の金券類は、閉館時にすべて精算および有効期限が終了しています。現在は「TOKYU POINT」や「東急カード」の決済ポイントシステムに刷新されており、アプリ上でスムーズにポイントの加算・利用が可能です。
Q2:かつてあった「ワンダーシアター」の映画館はどうなりましたか?
A2:旧ワンダーシアターの映画館は解体されましたが、現在のグランベリーパーク内に最新設備を備えた「109シネマズグランベリーパーク」として新規オープンしています。全10スクリーンを誇り、最先端の鑑賞環境が整っています。
Q3:雨の日でも楽しめますか?オープンエアなので濡れませんか?
A3:グランベリーパークは屋根付きのアーケードやキャノピーが各所に張り巡らされており、駅改札から主要エリアまでは濡れずに移動できる動線が確保されています。ただし、公園側や一部のプラザ間を大きく移動する際は傘が必要となるため、雨天時は折りたたみ傘の持参が推奨されます。
まとめ:未来へ続く南町田のまちづくりとこれからの展望
大盛況のさなかに姿を消したグランベリーモール。その閉館は、単なる営業終了ではなく、時代が求める新しい「都市と自然の共生空間」を創り出すための壮大なステップでした。
駅から広がる緑道、芝生が広がる鶴間公園、世界中からファンが集まるスヌーピーミュージアム、そして厳選されたアウトレット店舗の数々。グランベリーモールのDNAを受け継ぎながら劇的な進化を遂げた南町田グランベリーパークは、ショッピングモールの枠を越え、訪れる人々の週末の過ごし方そのものを豊かに変え続けています。懐かしい思い出を胸に、進化を遂げた現在の南町田の活気をぜひ現地で体感してください。 (出典: グラン ベリー モール(Yahoo!ニュース))